DG-48でイコライジング

V-8030Sの入院でポッカリと空いたスペースが淋しい。

その下にはDG-48が鎮座しているのだが、はっきり言って使いこなしの難しい機器である。なので導入してから十年近く経つのだが、たまにブォイシングをやるのが関の山。
DG-48の良さはブォイシング後のイコライジングにありという事はわかっているのだが、なかなか手がつかず時間ばかりが経過している。
実はこのDG-48、中古で手に入れたのだが単品の定価では我が家の全てのコンポーネントの中で一番高価なのである。素性の分かった中古品で程度も大変宜しい。

ということでV-8030Sの空地を眺めていたら少しずつやる気が出てきた。
DG-48の操作手順は大体把握しているので、それを思い出しながら少しずつイコライジングカーブを弄ってみる。手元のリモコンでイコライジングのオン・オフを切り替えて聴き比べて音の印象を確認しながら。
とはいえ、ゼロベースでイコライジングカーブを作るのは大変なのでリファレンスとしてまず一つを作成。その道の人達には有名なY氏のカーブだ。ネットで調べると詳細な周波数毎のプラス・マイナスまでわかるのでその通りにカーブを作成した。
イコライジング無しとの比較をしてみる。
ゆったりとした、どっしりとした、刺激のない、たおやかな音である。反面、各楽器の瑞々しさみたいなのは少し損なわれる。シンバルの音やボーカルのサ行の擦過音などはかなり引っ込む。
でも良いのである。スピーカーの価格が倍になったらこんな音になるのかなと思う。
ということで暫くはこれでいくことに決定。安易だが良いものは良いということだ。
これをベースにちょっとずつ変化させたイコライジングカーブを作るかな、、、と言いながらまた時が経っていくのだろう。いや、「鉄は熱いうちに打て」である。頑張ろう。

DG-48の上はV-8030Sのスペース

で、頑張って作ったオリジナルのカーブ。

オリジナルのイコライジングカーブ

非常にバランスよく鳴るんだけど、難点といえば元の音とあまり変わらないことかなぁ・・・