スペア機探しも今のうち?

TEACに送ったV-8030Sの修理は思うように進んでいない。V-8030Sの定位置辺りが空しい。

V-8030Sの定位置

TEACの修理センターからの見積りは来たのだか、リペアパーツが無いこともあり、あまり積極的な修理内容とはいえないものだった。
少なくともベルト類ぐらいは予防整備で新品に交換してほしいし、できれば基盤上の素子やヘッド周りなども可能な限りの事をしてもらいたく、今一度の検討をお願いした。
V-8030Sには強い愛着を感じるし、それ故にいま可能なリペアは全てやってもらいたい。これが僕のスタンスだが、似たような事を懇願してくる輩を何人も抱えているであろうTEAC側の実務者が僕と同じ気持ちになってくれる可能性はあまり期待できない。また、メーカー修理であるから市中に出回っているサードパーティー製の部品を使うわけにもいかないのだろう。

それも考え、且つ中古で入手したカセットデッキの寿命は儚いという現実もあり、もしV-8030Sが完全体に戻れない時のことを考えると(現に今回の修理が4回目を数えるし)後継、もしくはスペアとなる物のストックを確保していく必要があるのではないだろうか。
あれだけ頻繁に修理に出して、大事に使ってきたV-8030Sがあんなにも呆気なく壊れてしまうのだからショックを通り越してカセットデッキ全般に不信感さえ感じているのかもしれない。

ここ迄の流れからすれば、TEACの同型もしくは類似製品から程度の良いものがあればそれを選ぶのだが、残念ながら中古市場での出物の数は少ない。圧倒的に多いのはSONY製だ。
確かにカセットデッキとい製品分野ではSONYは抜群の知名度と露出だった。ナカミチやアイワ、アカイなども拘りのある製品を作っていたが既に存在しないブランドゆえメーカーでの修理は期待できない。
しかしながら、SONYも含めこれらのカセットデッキはその修理を専業とする業者も存在する様でいざとなればそれを利用すれば良い。
または走行系の不具合で圧倒的に多いゴムベルトの交換くらいならDIYでやるのも面白そうだ。
DIYでの修理やメンテナンスをやるのであればYouTubeで実例を見て学習して、というのがいつもの手順だが、此処でもSONY製品のものの実例が圧倒的に多い。
ということで、SONY製の程度の良さそうなカセットデッキを探そうかな〜と考え始める今日このごろである。