旅動画カメラの選択

GLAにもそろそろ動画撮影環境を整えたい。
現状でもディーラーオプションで付けた立派なドライブレコーダーがあり、当然のように動画撮影は常時されているのだが「旅動画カメラ」として使う気軽さを感じない。

2015年ごろから定着した飛行機+レンタカーというスタイルの旅での動画撮影はSonyのFDR-X3000が定番だった。北海道や九州で撮った動画は何度観ても飽きない、というか旅行の時の感動を呼び起こす。
その一方でROAVのDashCam C1はBMW320dのドライブレコーダーとして取り付け、結果的に旅の動画撮影にも使っていた。その使いやすさと、わかり易い画質もあってXVにも取り付けて旅行動画を撮ったりして重宝していたのだが車の買い替えを機にお蔵入りしていた。
カメラとしての性能や仕様はいうまでもなくFDR-X3000が上であるのだが、連続撮影をすると発熱して暴走・ダウンすることがある、消費電力が大きい、撮影データが重い、車への取り付けに手間が掛かる、装着する場所によっては視界の妨げになるなど今一つ扱い難いところもある。
それに比べて、たった1万円ほどのDashCam C1はフロントガラスに台座さえ接着してしまえば着脱も簡単、USB電源さえ繋いでおけば連続撮影にもへこたれないという手軽さがある。

ここまでくるとGLAの旅動画カメラとしてはDashCam C1が優勢なのだが、高性能なFDR-X3000を使わないという結論を簡単に出すのもどうかなと思い、GLAに両者を装着して取り付け位置、配線、使い勝手や画質などの比較をしてみた。

FDR-X3000は助手席側のフロントガラスから吊り下げをまずやってみる。

FDR-X3000を助手席側に吊り下げ

ドライバーにとってはあまり問題ないが、助手席に座るともの凄く目ざわりということで却下。
もう一つの候補はダッシュボードの上に正立で。

ダッシュボード上に正立

ダッシュボードのシボにマウントがうまく着かないのではないかと心配したが、その点については問題なかった。また此処だとセンターコンソールからの電源配線もし易い。ということでFDR-X3000はこの位置で決定。

DashCam C1についてはフロントガラス上部に決まっているのだが、助手席と運転席のどちらかが良いかというのを確認する。結論から言うと運転席側が良い。これはカメラの配線及びカメラ本体の脱着の方向で自ずと決まった。

DashCam C1は運転席側のフロントガラスに台座を接着

DashCam C1の電源はセンターコンソール後部のUSB電源から取ることにした。ちょっと不細工だがこれは暫定、どのように配線を這わせるかは後日しっかりと考えることにしよう。

DashCam C1の電源

この状態で近所をぐるっと一周してきた。
FDR-X3000もDashCam C1もスマートフォンで操作するアプリがあり、様々な録画設定などをリモートで行える点では同等だ。ただ、全体的な操作性はDashCam C1が一歩リードというところだろう。旅先で何かトラブった時にリカバリーし易いのはDashCam C1だと思う。

両者で撮った映像データをPCに取り込んで再生してみる。
FDR-X3000はしっとりと落ち着いた画像。但し、ぱっと見は根暗な感じである。
それに対しDashCam C1はエッジの立ったメリハリのある画像。ちょっと安っぽい感じがしないでもないが、旅の思い出を残すなら少しばかりデフォルメされている方が良いかもしれない。
ということでGLA車載の旅動画カメラはDashCam C1を選択した。

車載の旅動画カメラ DashCam C1

これにてGLA200dの旅動画撮影体制が整った。
FDR-X3000の方は、自撮り棒の先に着けて旅先の車外での思い出動画撮影用として活用したい。