すっかり夏の東京湾にアジ釣りに行ってきた。
釣り宿は馴染みのA丸だ。馴染みとはいえ、コロナ禍もあっておよそ3年ぶりのA丸だったのだが、その間にあの明るいおかみさんが亡くなったという残念なお知らせを聞いた。船宿のHP上ではおかみさんの料理教室の動画が残っているのに・・・合掌。
定刻の7時半に金沢八景を出船、八景島の横を出てしばらくすると一つ目のポイント。実釣開始だ。
最初のうちは棚どりのコツが掴めずに同行した友人に置いて行かれる。二人が「ツ抜け」した頃、僕はやっと5匹。
食いが遠のいたのでポイントを移動。コンテナの積み下ろし桟橋が見えるので本牧の沖ぐらいだろうか。面倒見の良い中乗りさんの指導で棚どりの精度も上がって良いペースで味が釣れ始める。
気が付けばクーラーボックスの中は満杯だ。
こりゃあ帰ってからが大変だ。
交通渋滞に巻き込まれ、途中Uターンをして高速にと1時間半も掛かって帰宅。
遊びに来ていた娘に手伝ってもらってアジを捌いていく。ウロコとゼイゴを落とし、三枚おろしや腹開きに。僕が包丁作業を担当し、その先の骨抜きや酢洗い、干物の溶液作りなどの工程を娘がという分業制のお陰で通常よりは随分と効率的に作業は進んだがそれでも2時間を超えた。
下処理の済んだアジは刺身、たたき、なめろう、干物、骨せんべいへと調理をしていく。
疲労困憊の身体にアジのアミノ酸と冷たいサッポロクラシックが沁みるぅ。