アナログ電源

サブシステムのアンプはLXV-OT7、真空管アンプだ。(正確に言うとちょっと違うみたいだけど)
で、その電源はDC12V、すなわち直流電源。大元はAC100V、交流電源なのでACアダプターを使ってアンプに直流の12Vを供給してやってる。まあ、よくあるパターンだ。

コストの安さと性能の良さ、コンパクトさなどで、昨今はどこを向いてもACアダプターなのではあるが、このACアダプターという奴、デジタル電源とかスイッチング電源と呼ばれるもので半端じゃないノイズを発生しているらしい。勿論、オーディオに良いわけがない。でも、LXV-OT7だけでなく、安価なオーディオ製品にはACアダプターが使われるのが普通である。

そこに目を付けたのが、我が電気道師匠のF君だ。早速こんなのを作った。

アナログ電源

ACアダプターがデジタル電源ならば、こちらはアナログ電源だ。しかも電圧は可変ときている。武骨でカッコいいけど重い。
きっと中に大きなトランスが入っているのだろう・・・どういう仕組みなのかはあまり興味がない。

ということで、その効果を検証すべく、貸し出しを受けた。

LXV-OT7に繋いだアナログ電源

早速LXV-OT7付属のACアダプターと繋ぎ換えながら聴き比べてみる。

何曲も聴くことなくアナログ音源の圧勝である。音の角が円やかになり、生の楽器や人の声が自然に聴こえる。
ACアダプターに対して若干ゲインが下がったように感じたが、これは付属ACアダプターの出力電圧が12ボルトより高いせいかもしれない。これについては可変電圧機構を使ってこれから検証していこう。電圧による音色の変化も興味深い。