メタルテープのA面にはMMカートリッジで、B面にはMCカートリッジで同じアルバムを録音するという対決。
やっぱり自分なりの評価を書き記しておくことにした。
アルバム：Waltz for Debby（45rpm盤）
MMカートリッジ： Shure V15 Type-3 with JICO VN35MRB
MCカートリッジ：Phasemation PP-300
いずれもデッキはナカミチの680ZX、テープはTDKのMA-XG90だ。ノイズリダクションはOff。
録音したテープの半ば辺りをA面→B面→A面→B面という感じで聴き比べていく。
結果から言おう。MMカートリッジの圧勝である。
ピアノ、ベース、ドラムの音色に余裕と深みを感じる。ビレッジバンガードのリラックスした雰囲気が自然に伝わってくる。
それに比べてMCカートリッジの方は、一つ一つの音の輪郭がかっちりしている分、全体的に硬質に感じられる。
おそらく多くの人が類似した感想を持つだろうと思うのだが、それはあくまで「Waltz for Debby」というアルバムに対してであって、他のジャンル、楽曲ではまた違った結果が出るかもしれない。
次はバッハのゴールドベルク変奏曲でやってみようかと思っている。