内か外か、右か左か

一応の完成をみたつもりのサブシステムなのだが、ちょっと引っ掛かるところがある。
① スピーカーユニットは外側にあるべきか、それとも内側か・・・
② どうも右側の音が大きいような気がしてならない・・・
の二点である。

①についてはユニットを外側のセッティングにしてきた。それには自分なりの理由があって、指向性の低い低音が出てくるホーン部を内側にすることで2.1ch的な効果を狙おうという意図だ。すなわち、左右のフルレンジユニット+中央のサブウーハーという考え方である。懸念は小径のフルレンジユニットの距離が大きくなり、いわゆる「中抜け」にならないかということだが、左右間隔は1.5m程なのでユニット外側でもあまり中抜け感は感じていない。

②については、聴感的にどの曲を聴いてもいつも右チャンネルの音が大きく感じるのことである。
音源の問題を検証するために、いつものNordostのチェックCDを使ってチェックするが問題は無さそうだ。その際のDACのレベルメーターの振れも左右に差はない。となると、考えられるのはスピーカーの個体のバラつき、もしくはアンプの左右バランスのずれである。前者は今の結線のまま左右のスピーカーを入れ替えれば判明するはず・・・ただし、ここで問題になるのがスピーカーに貼り付けた黒檀キューブの脚である・・・まあ、剝がそうと思えば剥がせないこともないが。スピーカーの左右を入れ替えるということはすなわち、ユニットの内外も入れ替えるということなのだ。

考えていてもしょうがないのでやってみた。

これが元の状態。

ユニットは外側

そしてこれが新配置である。

左右入れ替え、ユニットは内側

ここまでやって一つ分かったことがあった。
このセッティングでもやはり右側の音が大きいような気がするのだ。消去法で考えると、左右の音量差の原因はスピーカー本体の個体差でも入力信号の問題でもないのだからアンプの左右バランスということになる。しかしながらLXV-OT7には左右バランス調整機能がないのだ(涙)。でもそんなに大きな音量差ではないのでこれでよしとしよう。
①のニットの内外どちらが良いのか、好みなのかは少し時間を掛けて判断していこうと思う。