新システム事始め①(新プロジェクト始動)

そもそものきっかけは自室(あえて書斎と呼びたい)にあった電子ピアノを別の部屋に移すところからだった。思いの外にスッキリとした空間にミニマムなオーディオシステムをと考えるのは自然な流れだ。
ちょっと素敵な手作り家具を注文し、それに合わせてシンプルなシステムを。金に物を言わせるようなやり方は駄目だ、と自分に言い聞かせる。シンプルの極みということでアンプとDACを内蔵したアクティブスピーカーのKS-1HQMをと考えていたが、謎のハムノイズ事件があり計画は頓挫した。

こういう時に頼りになる電気道師匠にKS-1HQMを渡して原因の解明をお願いした。犯人はなんとミニプラグ端子の差し込み不足だった。問題は解決したがその過程でKS-1HQMのアナログ入力再生のクオリティはデジタル入力に比してかなり劣っているという事実が判明、急遽計画を変更することにした。

ということで、V-8030Sの修理を機に再び新システムの構築を始めた。
大きな狙いを列記すると・・・
① 1階の書斎にもオーディオと呼べるようなシステムを。
② システム構築の為の出費はミニマムに抑える。その為には休眠中のコンポーネントやケーブル、買い置きしたままのLUXMANのキットなどを活用してやる。また新規に購入するケーブル類はコストパフォーマンス優先で選ぶ。
③ 音源は修理を終えたV-8030S、LXV-OT8によるFM放送、そしてラズパイDACによるネットワーク再生。
④ 当初考えていたKS-1HQMによるアンプ無しのシステムの代わりに、LXV-OT7とバックロードホーンを核としたシステムとする。
⑤ KS-1HQMはメインシステムのNA-11S1とTOSリンク接続して、リビングルームのセカンドシステムとして活用する。

そんなことを考えているうちに、電気道師匠から無罪だったKS-1HQMや組み立て&魔改造を済ませたLXV-OT8が返ってきた・・・なので、早速新システムの仮組をしてみる・・・と言いたいところだが物事には順番がある。
まずはKS-1HQMが光デジタル入力(TOS)でちゃんと動くのだろうかという確認。

KS-1HQMをTOSリンクでNA-11S1に

結果はOK。これでリビングルームのLXV-OT7改+バックロードホーンを新システムに引き抜いてこれることが決まった。KS-1HQMはサイズから考えられない音を鳴らしている。(言い古された表現だが本当にそうなんだよ!)

次はLXV-OT8改(今回もまたコンデンサーを総取り換え)の受信チェック。壁端子からの信号(TV信号だけど)で確認したいところだけどLXV-OT8改のアンテナ入力がミニプラグなので変換器が必要、でもまだ無いので付属品のショボいアンテナで確認・・・おぉ~、しっかり鳴ってます。

LXV-OT8改でFMを受信

次の話に移る前にLuxmanのキットと言えばウッドケース。今回もLXV-OT8改に合わせて調達したのだけれども、現在入手できる(これも近々無くなりそうだが)ウッドケースはスプルス材のみ、まあまるで白木状態。

スプルス材のウッドケース

これじゃあね~・・・なんだか頼りなさすぎる。ということでLXV-OT7改の時と同じように水性のニスで塗ってやる。ひと塗りふた塗りした感じはこんな。

2回塗りぐらいかな・・・

これから狂ったように塗って塗って塗り重ねる・・・ちょっとやり過ぎたかな、でも良い風合。

ここまで塗り重ねると貫禄が・・・

LXV-OT7改と比べると今回の方が濃かった・・・。まあいいか。

今回のが一番濃いぞ~!

ちょっと長くなったので続く・・・