VRDS-10である。
知ってる人は知っている(知らない人は知らない)名機の一つである。
VRDS-10の直前機種はテクニクスのSL-P900であった。
SL-P900もまた名機と呼ばれるCDプレーヤーである。
今はなきテクニクスブランドの中でも最高位のGシリーズのCDプレーヤーなのである。
SL-P900はよく「歌う」CDプレーヤーであった。
繊細でありながら、きらびやかで華のある音だった。
しかしながら、レーザーパワーが落ちてきたせいか、読み取り能力が時折おかしくなるので手放そうと思っていたところに、テクニクス狂の後輩が引き取り手として名乗り出てくれたので喜んで差し上げた。
後輩によってピックアップは残り少ない新品のサービスパーツに交換され、今は絶好調であるそうな・・・めでたしめでたし。
で、VRDS-10であるが、これはSL-P900とは正反対。
無骨で寡黙である。
石のように、いや岩のように剛性がある。
フロントパネルはぶ厚いし、ヘッドフォーン端子すらない。
全ては剛性の為である。(らしい)
VRDSシステムはディスクをがっちりクランプして微動だにさせない、回転はしてるけど。
とにかく、ものすごくリジッドなのである。
SL-P900がスポーツクーペならば、VRDS-10はダンプカーみたいな・・・あまりうまく表現できないけど、とにかく力持ちなのである。
VRDS-10の底力を引き出すことに今は夢中なのである。
すごくリジッド
- 不思議な眺め
- でもアキュフェーズです