多局受信にトライ

書斎のシステムの大きな特徴はFM(及びワイドFM)が受信できること。LXV-OT8改が活躍している。
FM信号はフレッツ光のTV信号から取っていて受信感度は申し分ない。しかしながら、この地域のフレッツ光に含まれるFM信号は、FM東京、J-WAVE、NHK-FM、FM横浜、インターFMとワイドFMのTBSのみでそれ以外の局の信号は含まれていない。
それでは面白くないではないか・・・解決策はフレッツ光に頼らずに自前のアンテナでFM信号を受信することである。だが今さら戸外にもしくは屋根の上に大きなFMアンテナを立てるつもりはない。ということで、こんな室内アンテナをいつものようにAmazonで入手した。

室内アンテナ

これを窓に貼り付けたらどうなるかというところだ。感度は別にしてフレッツ光には含まれないFM信号を受信できることだろう。とはいえ、こんなショボいアンテナで十分な受信クオリティを得られるわけはないので、フレッツ光に含まれる局については従来通りフレッツ光の信号を使うことにする。

昔からTVアンテナ配線については自作することにしているので、ケーブルと端末金具、切り替え器、ブースターなどの機材はたっぷりと手持ちのものがある。

手持ちの機材(の一部)

構想を具体的に結線してみるとこうなる。

仮配線したところ

この状態でアンテナを持って室内をうろうろしてゲインの大きなところを探してみる。いや~なかなか決まらない。
ここがベストとは言い切れないのだが、東を向いている窓枠にアンテナを固定した。

東向きの窓枠に(仮)固定したアンテナ

ブースター周りの配線もある程度整理して机上に配置した。まだ改善の余地はあるが切り替えがすぐできて便利だ。

机上にセットしたブースターとアンテナ配線

ここまでの結果をまとめるとこうなる。
① 通常のFMではフレッツ光にないFM湘南(83.1MHz)は入るが鎌倉FM(82.8MHz)は受信できない。
② 東と南の窓だと東の方がちょっと良い。室内を持ち歩いていると必ずしも窓際が良いとは限らない。
③ 自分の身体がアンテナになっている。(アンテナに触っていると受信感度が上がる。)
④ FMチューナー単体でも(どのアンテナにも繋がなくても)ある程度受信できている。
⑤ ワイドFMではTBS以外の民放を受信できるようになった。(これが最大のメリットか)
⑥ アンテナではステレオ受信ができたりできなかったり。フレッツ光にある局は当然ながらフレッツ光信号の方が強い。

満足な結果とは言い難いが、ここまでの投資はアンテナ(Amazonで1,399円)のみなのでこんなものなのだろうか。
次はアンテナをダイポールアンテナにして感度がどう変わるかをみてみたい。