新システムには四つの入力がある。
現在使用しているのは①カセットデッキ、②ラズパイDAC、③FM/AMチューナーの三つなので入力端子が一つ空いている。デスクトップPCもしくはそのDACからのアナログ信号を入力するかなぁと思った、そうすればRadikoもFoobar2000もiTunesもYoutubeの音声も・・・ということでほとんどの音源が再生できる。だがそのためにはデスクトップPCが立ち上がっていることが必要、PCのクーリングファンの音もするし、電気も食うし、なんといっても面倒くさい。
最近知ったのだがVolumioでRadikoを再生できる技があるらしい。ネットで調べてみると、プラグインをインストールしてやるのだが簡単ではない。またVolumioのバージョンのせいなのか、僕のVolumioのUI画面には必要なプラグインの一つが出てこない。う~ん、面倒だなぁ。
ここまで考えたところでハタと思いついた・・・休眠中のスマホを使うのだ。電話としての機能はなくてもWifi環境で動作するアプリは沢山あるのだ。Radiko、Webブラウザ、Amazonミュージック、Youtube、携帯のミュージックプレイヤーなどなど。
携帯のイヤホン端子と新システムのインプットセレクターをRCA~ミニプラグケーブルで接続すればそれでOK、超簡単、それなりのクオリティで良いのだ。スマホはiPhone 13 miniの直前まで使っていたAQUOS SH-M05にした。
いとも簡単に音が出た。
Radikoで多くのAM/FM局が聴ける。タイムフリー機能もあって大変便利。
もう一つのメリットはWebブラウザ(Chrome)で鎌倉FMが聴けるようになったこと。先日の多局受信化トライでブースターを挟んでも全く聴けなかった鎌倉FMが聴けるのは嬉しい。
ただし新たな問題もある。FM/AM放送受信におけるLXV-OT8との棲み分けだ。得失を比較してみる。
<SH-M05(Radiko)>
・受信感度は満点。
・タイムフリー機能がある。
・受信できる放送局が限られる。
<LXV-OT8>
・フレッツ光に含まれる信号のある放送局なら音質が良い(はず)。
・含まれない放送局は室内アンテナのせいで受信感度が低くノイズが混じる。
・Radikoには含まれない放送局(この辺だとラジオ湘南)を受信できる。
う~ん、なんだかSH-M05が有利だなぁ。というようなことを踏まえ、SH-M05は「Radiko」、「鎌倉FM」を主に対象に運用とすることにした。この結果、LXV-OT8でのワイドFM受信はやめてFM専用機になるのだが、NHK-FMを良い音で聴きたいというのがこのチューナー導入の出発点だったからこれで良いと思っている。
追記:
Radikoを聴きたかったのはタイムフリー再生のTPOのバリエーションを増やしたかったから。大好きな「日曜のへそ」はソフトボールの練習(10時~12時)の帰り道の車の中でライブで30分ほど聴き、その続きは翌週のウォーキング中にタイムフリーでという感じだったのだけど、これからは続きは自分の部屋で寝っ転がってというのができるようになった。嬉しいね。