グリップ交換は難しい

ゴルフクラブのレストアも後半戦に。

かつては5/6/7/8/9/PW/AW/SWに加えてチッパーまであった9本ものアイアンは、7/8/9/PW/SWの5本に断捨離。
何故かと言えば5番や6番などのミドルアイアンを上手く打てない、PW/AWの違いが出るほど再現性が高くない、チッパーはスコア亡者のようで格好悪い、そして重いキャディーバッグを持ちたくないという理由である。

ドライバーとSW、そしてパターのグリップは交換済。5番ウッドと3番、4番のユーティリティのグリップはまだ問題無し、ということで7/8/9/PWの四本のグリップを交換することにした。
今回も定番のGolf Prideの製品を使うのだが、その製品ラインナップの得失を恥ずかしながら初めて真面目に見たのだった。じゃあ、ドライバーとSWのグリップはどうやって選んだのだ?ということになるのだが、結果的にはそれぞれ最適なものをチョイスしていた。

アイアンのグリップはバンコクのタニアプラザのお店で10年ほど前に交換した。Golf Prideのものというところまでは覚えているが、その中からこれというものは指定しなかった。いま改めて見てみるとGolf Prideの製品群の中でも定番のTour Velvetがついていた。今回はCP2 Pro、そして太さはスタンダードとした。

グリップの交換は次の四工程である。
① 古いグリップを切り取る。
② 古いテープを剥す。
③ 新しいテープを貼る。
④ 新しいグリップを挿し込む

①については専用のカッターがあればそんなに難しくない。②についてもあまり問題はない。僕にとっては③と④が難関だ。
③のテープ貼りというのは専用の両面テープをU字に貼るだけのことなのだが、心に迷いがあると微妙にズレてしまうのだ。しかもこの両面テープ、ちょっとでも触れると貼り付いてしまって剥すことができない。心頭滅却、雑念を取り去ってスッと貼った・・・1本失敗した。
その次の難関は④だ。グリップの中に専用の有機溶剤をたっぷりと吹き込み両端を押さえて振る。グリップエンド側の指を離して、小さな穴から垂れてくる溶剤をグリップテープの全域に垂らしてやる。そして一気にグリップを挿し込む。という手順なのだが、溶剤の量をケチるとグリップの挿入が途中できつくなって苦労する。かといってふんだんに溶剤を使うと挿し込むグリップの表面もヌルヌルとなり力が入らない。
その上、グリップを引っ張るように挿入すると肉厚が偏ったりグリップエンドまできちんと挿入できなかったり。グリップを挿入する際には大なり小なり捻じる力が加わるので、気を付けないと捻じれたままでグリップが固まってしまい、見た目が甚だ宜しくない。

というような緊張をしつつ、なんとか四本のグリップ交換を終えた。あとは24時間硬化させればOKだ。

大汗をかいてしまった。

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