鎌倉FMは一部のオーディオマニアの間では知られた存在だ。月刊Stereo誌の最後の頁に毎月紹介文が掲載されてる。
僕は藤沢に住んでいるので車のラジオでは普通に選局対象の一つとして聴くことができる。一部の番組に?なところもあるが、全般的には音楽を楽しむFM局として好感の持てる放送局である。
ところが家に聴こうと思うとそう簡単ではない。
まず我が家が加入しているフレッツ光の信号に鎌倉FMは含まれていないのでうんともすんとも鳴らない。その為にアナログアンテナを張ったのだが(とはいっても室内に張るT型の簡易的なもの)受信できない。藤沢と鎌倉だから距離は短いのだがそもそもの出力が小さいのだろうか。
だとすると次なる手立てはRadikoだがこれも鎌倉FMは含まれていない。
最後はネットでの受信、正確にいうと「JCBAインターネットサイマルラジオ」での受信となる。そこに鎌倉FMが含まれているので聴くことが可能だ。この場合、①PCからのデジタル信号(USB出力)をDACでアナログ変換してオーディオ装置で聴く方法と、②スマートフォンからのアナログ信号をそのままオーディオ装置に入力して聴く方法がある。
メインシステムでは①の方式をとっているので音質はそこそこ。しかしながらサブシステムの場合、PCとの接続がレイアウト的に容易でない、鎌倉FMを聴くためだけにデスクトップPCを毎回立ち上げるのが面倒などの理由があって②の方式をとっている。音源に使うスマートフォンはお役御免となったSH-M05だ。サブシステムで聴くRadikoの音源でもある。
使い勝手の良いSH-M05ではあるが、アナログ出力の音質ははっきり言って残念だ。
Radikoではニッポン放送を聴くことが多いのだが、これは内容の面白さで聴いている。よって音質の問題は全く感じない。しかしながら、鎌倉FMをを聴く理由は音楽的なものを求めていることが多いのでなんとかしなければ。
SH-M05からデジタル音声出力を取り出して(どうやって?USB-C端子から?)、単体DACでアナログ変換して・・・シンプルさがウリのサブシステムのコンセプトとは正反対だなぁ。
良い音で聴きたければデスクトップPC~FA-66を経由したアナログ信号を入力するしかないのか、それともラズパイDACとVolumioで聴く技があるのか・・・そっちを考えよう。
とかいいながらSH-M05でもいいかと思う今日この頃。