メインシステムでのAmazonミュージックの再生はPC~(USBケーブル)~DAC~(XLRケーブル)プリアンプというルートである。
キーデバイスであるDACには仕様・性能上的に一番上等な(最近聞かない表現だね)Mykek DigitalのBrooklyn DAC+を使っているので音質的には最高である(筈だ)。
難点はメインシステムをフルに、すなわちプリアンプ、パワーアンプ、ヴォイシングイコライザーを全て稼働しなければならないこと・・・はっきり言って面倒だし、消費電力も大きい。
で、思い付いたのがネットワークプレイヤーNA11-S1の活用だ。
現在Brooklyn DAC+に繋がれているUSBケーブルをNA11-S1のUSB入力端子に。NA11-S1とBrooklyn DAC+は同軸ケーブルで繋がっている、且つNA11-S1にはパススルー機能がある。また、NA11-S1はTOSリンクケーブル(光)でDAC・アンプ内蔵のスピーカーKS-1HQMにも繋がれている。
この結果、何ができるかいうと:
① PC~(USBケーブル)~NA11-S1~(XLRケーブル)~プリアンプ
② PC~(USBケーブル)~NA11-S1~(同軸ケーブル)~DAC~(XLRケーブル)~プリアンプ
③ PC~(USBケーブル)~NA11-S1~(TOSリンクケーブル)~KS-1HQM
というバリエーションルートができたということだ。
②が今までのPC音源でのAmazonミュージック再生と同等である。(NA11-S1からDACを同軸ケーブルでというワンクッションは入るが)DACはBrooklyn DAC+。
①はNA11-S1内蔵のDACでの再生。
③はメインシステムを経由しないエコなシステム。この場合、DACはKS-1HQM内蔵のものとなる。
一億曲が聴けるAmazonミュージックを三つのDACと二つのスピーカーで聴けるなんて最高ではないか・・・と思ったのだが・・・この写真からもわかるように「PCM 48kHz」でしか認識していない。①での再生の場合はビット深度16ビット、サンプルレート48kHzということである。
この曲の音源となるAmazonミュージックの出力スペックは、24ビット/192kHzのハイレゾ音源なのだが、この表示を見る限りではハイレゾ再生となっていないようである。
それではパススルーの②と③ではどうなっているのか・・・などなど、このあたりはもう少し研究を要するところだ。
パッと聴いた限りでも①、②、③は音色が明確に異なる。ミニマムオーディオである③は別として、①と②の違いは非常に興味深い。
<追記>
ハイレゾ再生についてはPC側のドライバーの更新で24ビット/192kHzまでの再生が可能となった。
パススルーしたデジタル信号を受けているBrooklyn DAC+にもハイレゾ信号が届いているようだ。
これで「ハイレゾ問題解決!」と思ったのだがここで新たな問題が発生。
NA-11S1から24ビット/192kHzで吐き出されるデジタル信号をKS1-HQMが再生できないのだ。KS1-HQM内蔵のDACが24ビット/96kHzだからだろう。これを新たな技術課題として解決したい。
③の際のAmazonミュージックはiPadのAir Playで再生できるのだが・・・釈是としないのだ。