玄関にS120を付けてみたが監視カメラとしての性能だけでなく、夜間の不審者に対しての威嚇という点でかなり期待できるということに満足している。流石に警告音を鳴らす設定にはしていないが、感知と同時に強力なLEDが点灯するのが良い。
ただS120はある程度の広角ではあるものの固定カメラなので玄関に面したアプローチと駐車場という東側に感知範囲は限定されてしまう。
我が家の南側はバルコニーの陰になっており、三つの居室の窓が並んでいる。北側、西側には侵入できるような大きさの窓がないので、玄関以外であればこれらの居室の窓を破って侵入という可能性が高い。
全ての窓にはSECOMのセンサーが装備されているので、開けたり割ったりすればアラームが鳴りSECOMに不審者侵入の信号が送られる。しかしながら、そうなる前に不審者を威嚇することができれば侵入の危機は激減するのではないかと考えて南側を監視するカメラを追加することにした。
こちらは固定ではなく可動式で不審者を感知追従するカメラが良い。
いくつかの候補が考えられるがS120と同じAnkerのS340が最適だと判断した。
その理由は:
①信号系の配線が不要で家のネットワークにWifiで接続。
②太陽光発電パネルで充電するので電源系の配線も基本的には不要。
③EufyのアプリでS120と同時に管理でき、設定の自由度も大きい。
というところだ。
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S340を付けるにあたっての条件は:
①南側全域をカバーできる位置に設置すること。
②電力収支がプラスとなる位置に設置すること。
③強固に固定されること。
であるが、①と③は南側の壁のほぼ中央で高さ3メートル前後の壁に樹脂のアンカーを打って固定すればOKだ。その点、Ankerはアンカーと木ネジのセットを同梱しているのが良心的だ。
我が家は木造の上にそとん壁を塗っているので、きちんとアンカーさえ打てればしっかりと固定できるし緩むリスクも少ない。S120を取り付ける際に長年使ってきたブラックアンドデッカーのドリルからマキタのドリルに代替えを行ったので硬いそとん壁への穴開けにも不安はない。
脚立を持ち出して壁にブラケットをあてがって穴位置をマーキングしておく。
樹脂アンカーの径は6mmだが、まずはφ2のドリルで下穴を開ける。深さは30mm、ドリル歯にマスキングテープを巻いて目印にする。φ2の穴を開けたらφ6にドリル歯を換えて穴開けは完了だ。
樹脂のアンカーをプラスチックハンマーで打ち込む。ドリルの歯をネジ回しに交換して木ネジでブラケットを締め込む。ガッチリ固定できた。
ここで設置条件②についてだ。
カメラ位置は家の南側の一階部分を全てカバーできるのだが、唯一の問題は日当たりだ。南側に建つ隣家の日陰になる時間が長いのでカメラ位置だと電力収支はマイナスになるだろう。
ここでS340を選んだもう一つの理由、太陽光パネルを本体から離した位置に設置できるというのが活きてくる。カメラ位置の真上、二階のバルコニーの真横ぐらいに太陽光パネルを設置できれば晴れていればほぼ終日充電ができるので電力収支の不安はなくなる。
ということで太陽光パネル用のブラケットを本体用のブラケットと同様に壁に付ける。こちらはバルコニーの真横なので脚立は不要、ちょっと身を乗り出してやれば穴開けもネジ止めもスイスイだ。
これでカメラ本体と太陽光パネルをケーブルで繋いで配線を防水、固定してやれば設置は完了だ。
次はアプリへの登録。
アプリの設定画面で『デバイスの追加』を選び、手順通りに進めていく。途中、Wifiとの接続で何回かのやり直しがあったものの無事追加することができた。
本体をACアダプターで満充電にして壁のブラケットに挿し込み、太陽光パネルとのケーブルを繋ぎ、ケーブルのコネクター部分をビニールテープで防水して配作をスマートに固定して全ての作業を終えた。
試しに裏庭をうろついてみるとカメラが感知して首を振って追従してくる。小さなランプが赤に光っているのは録画中ということだろう。
そしてiPadのEufyアプリを開いてみると二つのカメラの画像が並んでいる。
もっと苦労するかと思ったがあっけなく設置、設定できた。嬉しい。