不調なHDDを組み直したら直ったというBRX6000。
過去の経験から一旦不調の兆しが見えたHDDは短期間のうちに本格的に壊れてお終いという学習をしてきたので、現在の健康体はロウソクが消える前の瞬きと考えるべきだと判断しHDDの交換をasapで行うことにした。
HDDにはこうしたレコーダーで録画ができるものとそうでないものがあることを一回目の修理で学んだので、録画ができる3TBのHDDをいつものAmazonで探す。ところが新品の出品がない、あるのは元々BRX6000に搭載されていたHDDと全く同じWD製のWD30EURXというものの中古品だけだ、しかもそこそこ高い。しかしながら、いくら探しても他の選択肢がないので中古品を購入することにした。
もう一つ必要なのがクローンを作る専用機だ。まだ壊れないうちに現在のHDDのクローンをつくってしまおうという算段だ。玄人志向のものを選んだ。
ポチッた翌日には到着したので早速作業を再開する。
この数日で何回も分解と組立を繰り返したのですっかり慣れてしまった。天板を外し、フロントパネルを外したらブルーレイドライブ、HDDの順で外していけばいい。
繰り返すうちにブルーレイドライブのフラットケーブルの端子が挿さらなくなってしまったが、このレコーダーに録画された番組は数枚のブルーレイディスクにバックアップしてあるのでこの先このレコーダーのブルーレイドライブを使うことはないので復元することに汗を流すのはやめた。ただHDDと共締めのところがあるのでブルーレイドライブの筐体は組込むことにした。
中古のHDDはオリジナル品と2ヶ月しか生産月が変わらないのを知ってかなり残念な気もしたが、全録のレコーダーで使われていなければ累積の動作時間は相当短い筈なので気にしないことにした。
クローン作成機に新旧の、いや旧旧のHDDを挿してクローン作成を開始する。作業中は白いLEDが激しく点滅する。なかなか終らないので所要時間をググると3TBだと4-8時間も掛かることがわかったので用を済ませるべく出掛けることにした。
果たして約8時間後、作業は完了した。
臓器移植の気分でクローンHDDを組込む。
放送信号、HDMI、LAN、電源のケーブルを接続して電源を入れる、緊張の一瞬だ。新たなとは言ってもクローンなのでレコーダーから見れば同じHDDの認識に少し時間が掛かったが無事に起動した。
その後様々な機能をチェックしてみるが、ブルーレイドライブが使えなくなったこと以外は問題ないようだ。
やった~!
いつものDIYと同じように、今回もほとんどの作業ノウハウはYouTubeとGoogleで得たものだったが、パナソニックのブルーレイレコーダーのHDD交換の投稿は多いものの、HDDを2個搭載したBRX6000のものが無かったので少し戸惑うこともあった。2つのHDDの役割分担解明のための試行錯誤はあったが、それも僕なりに解明できたので興味深い経験だった。
取り敢えずはこれにて第二段階完了。ここで作業完了としてもいいのかもしれないが、もう一つのHDDの寿命も気に掛かるので予防安全的な交換を施すことにした。もう一つの交換用HDDが届き次第、またレコーダーを分解、HDDを取り外してクローンを作って交換までやってめでたくDMR-BRX6000の修理は完結だ。