以前から興味があってやりたいとは思っていたんだけど、なんとなく不安に感じる面もあってなかなか踏み出せなかったこと二つを始めた。
<X>
暑くて最近はちょっとやってないけどウォーキングのお供はいつもradiko、しかもニッポン放送と決まっている。午前なら『あなたとハッピー』、午後なら『辛坊治郎ズームそこまで言うか』か『有働のラジオ』あたりを聴きながら歩くのが楽しい。
ウォーキングをしていない時もパソコンを弄りながらradikoを聴くことも多い。
そんなAM放送を聴いていると「詳しくは番組のXで」というようなことが多々あるのだ。Xをやっていないと話題に置いていかれるような気分になる。
SNSは便利さと危うさが紙一重なところがある。15年ほど前に何も考えずにFacebookを始めたら、「なんでこの人から・・・」というような普段付き合いのない人からのコンタクトが相次いだことでやっとその危うさに気付いたのだった。
ということでLINEの時には『やってはいけない設定』みたいなのを事前にしっかり調べてから始めたんだけど、Xではなかなかそこに至らない状態が数年続いた。
でも僕もラジオのキャスターも残り少ない人生、やらなきゃ損と割り切ってしっかり勉強して初期設定時の注意のメモも作ってXを始めた。
期待通りに面白い。ニッポン放送のスタジオがとても身近になった。
ラジオの番組以外にもF1、パソコン、カメラ、DeNAベイスターズ等々、自分の好きな分野のフォロアーになってリアルタイムの情報を享受している。
始めて良かった!
<メルカリ>
二つ目はメルカリ。
終活を意識し始めたここ数年、我が趣味道も膨張期から収縮期に切り替わりつつある。
その一番の理由は趣味に掛ける資金を抑制しようということなのだが、ここにきてCDプレイヤー、ヴォイシングイコライザーと立て続けに故障を起こし、大枚を叩いてCDプレイヤーは修理をしたものの、ヴォイシングイコライザーに関してはそれを更に数倍上回る見積もり金額となったので修理は断念、メーカーに送り届けてある現品も処分して貰った。
羽振りの良かったころに買い求めた高価な機器をもっていると、これから先もこういうことの繰り返しが予想されるので暗澹たる気持ちに陥っていた。
そこで逆転の発想というか開き直りをした。
壊れるのを待って修理なり処分にお金を遣うのではなく、状態の良いうちに売ってしまえということだ。
とは言ってもメインのオーディオシステムでそれを始めるのはまだちょっと時期尚早。そこで目を付けたのが月刊Stereoの付録、付録とはいっても昔の少年雑誌の付録のような子供だましではない。こだわりの組み立てキットだ。
15年ほど前から始まったこのシリーズ、何も考えずにそのほとんどを購入してきた。ちょうどその時期が海外駐在だったこともあって、初期のものはほとんどが未開封の新品で文字通り「タンスの肥やし」となって死蔵状態。
これをメルカリで処分することにした。
メルカリもいくつか迷うところというか理解できていないところがあって躊躇していたのだが、偶然遊びに来ていた嫁に背中を押されて初出品。あっけなく売れた、面白いじゃないか。
で、話は戻るが修理を断念して本体を処分してもらったヴォイシングイコライザーのリモコンと測定用のマイクが手元に残っていたので出品してみた。何処とは言わぬがこの世界では孤高の存在として名の通ったメーカーのもの。
ふざけた高値で出したのにあっという間にリモコンは売れた。マイクの方はもっとふざけた高値だったが、購入希望者からの値下げ交渉もあってちょっと安くはなったがそれでもビックリの価格で売れた。
もう一つのパターンは何回かDIYでレスキューした10年前の全録ブルーレイレコーダー。
適合するHDDの新品の入手が困難になったので、こちらもついにレストアを断念し、現行世代のブルーレイレコーダーに買い換えたのだが、ここでまた思い付いた。
まずはリモコン、これを売ってしまおう。メルカリ、ヤフオクで調べるとこれが意外な高値なのだ。
後でわかったことなのだが、ブルーレイディスクレコーダーをレストアして再販するということを生業にしている人が結構いるようだ。たしかに修理を断念したDMR-BRX6000などの大容量HDDの全録機種などは結構いい値段で売られている。
レストア品に純正リモコンは必需品だが、壊れちゃった時点で捨てちゃう人が多いらしくて程度の良いリモコンは需要があるのだ・・・結構な高値で簡単に売れた!
もっと驚いたのはDMR-BRX6000の筐体+基板だけのもの。普通の人が見たらガラクタ、もしくはゴミにしか見えないものなのだけど、前述のレストア屋さんにしてみるとお宝らしい。
リモコンより更に高値ですぐに売れた!
数日前に室外機が壊れたドアホンシステム。直せそうもないのですぐに新しいものに交換したのだが、手元に残ったモニター付きの子機・・・これもあっという間に売れた!
これまでに20点ほど出品して10点ほどが売れたのだが、売れるものの多くは出品した途端に売れる。
逆に売れ残るものは何時まで経っても売れず、値段を下げても売れず徐々に晒しものになっていく。ひとことで言って需要がないということだと思うので相当なお得価格でないと売れないのだろう。
そういう点ではこれから本格的に始めようとしている銀塩カメラやそのレンズもその傾向があるので苦労するかもしれない・・・というようなことに知恵を使うのも楽しいのだ。
いずれにしても今までならお金を払って大型ごみで収集してもらっていたようなものが売れるのは新鮮なヨロコビだ。
始めて良かった!
Xといい、メルカリといい、いつまでもウジウジしているうちに人生は終わってしまう。セキュリティ対策だけはGoogleとYouTubeマメに調べてやったら「一歩前にGO!」だった。