午前中の上天気につられて昼過ぎから江ノ島に。
空いていれば15分ぐらいで着くんだけれど、僕と同じように天気につられて出てきた輩が多いのか、暴走族(最近多いよねぇ)までお出ましで、海岸通りは結構な人出で渋滞していた。
江ノ島の弁天橋を渡ってすぐの駐車場は満杯、しょうがないのでヨットハーバーの傍らの県営駐車場に、そっちも満杯だったけど他にあてがないので10分ほど並んで入場。
とかしているうちに、空は完全な曇天に。
それでも、江ノ島のヨットハーバーは何時ものように釣り人と散歩と観光の人出でにぎわっていた。
外洋に面した防波堤の上のボードウォークの突き当たりから裏磯に降りてみた。
潮時が良かったのか、潮周りがよかったのか、普段ならば水面下に隠れている磯では、沢山の釣り人が結構本格的な釣りをしていた。土曜日の夕方の12チャンネル状態である。
暫くの間、大物が釣上げられる現場見たさに粘っていたものの、一向にサカナは釣れないので、磯の探索は切り上げて、参道の方に行ってみる事にした。
江ノ島といえば野良猫である。
夥しい数の野良猫がデカイ顔をして歩き回っている。
観光客で賑わう表通りとは数10mと離れていないのだけれども、生活臭の漂う裏通りには昭和の雰囲気が色濃く残っている。
参道には何時ものように観光客がぎっしり。
ふと見ると、見慣れない洋館と、変なモニュメントができている。
日帰りの温泉らしい。
建物の色といい、形といい、ドイツのバーデンバーデンやヴィースバーデンあたりにあるクアハウス風である。
路面にはわけの分からないタイル画まであって、もっとよく見るとLAのチャイニーズシアターみたいに誰かの名前まで刻まれている。感服。
この辺のアンバランスさが絶妙な江ノ島であった。
名物の夫婦饅頭を買って、お煎餅屋でぬれ煎とゴマ煎をテイクアウトして帰路についた。
そんな俗っぽい江ノ島の沖合いには、まるでその下俗さをあざ笑うかのようにラファエロの絵のような夕景が見えるのだった。
江ノ島散策
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