2017秋 道東②

<釧路湿原~厚岸>

走り始めて、ちょっとナビの使い方に戸惑うがなんとか習得。「これで良し」と思ったが、今度は持ち込んだ音源を再生できない。SDカードもUSBメモリーも音源ファイルは認識されているが「再生できないフォーマットです。」みたいなことを表示してくる。何度も繰り返しトライをしたがダメなようなので諦めた。

残る音源は携帯電話SO-02Fだけだが、BMWでもロードスターでもあまりうまくいったためしがないので期待していなかったのだが試行錯誤を繰り返すうちに成功。結果的にこの旅の全行程を通じての貴重な音源となる。もちろん。ご当地のFMも聴いたんだけど、道東はFM局の数も少ないし電波も弱いのだ。
携帯電話の音声再生ができるようになったおかげで、携帯の速度取締り対策アプリ「オービス警報」の警告音声もカーオーディオから再生されるようになり便利だ。(結果的にほとんど警告は発せられなかったが・・・)

最初の行き先の「細岡展望台」をナビに設定し走り出す。

釧路市街をかすめて1時間ほどかかって細岡展望台の駐車場に到着。展望台までは林の中を10分ほど歩く。
林を抜けると目の前に釧路湿原の眺望が広がる。イメージ通りの景色だなぁ。
此処は手付かずの自然の中を釧路川がゆったりと蛇行している。遠くには阿寒方面の山々までが見える。湿原の広さは日本一らしい。

細岡展望台から見える釧路川にはカヌーをしている人影も見える。この風景にちょっと「出来過ぎ」の違和感を持つのは僕だけであろうか・・・自然の景観は素晴らしいが、その中に人工物が調和良く溶け込んでいるようには見えない。

この湿原を始めとして、北海道の未開の原野に鉄道を敷くのは大変な過酷な作業だったであろうと思う。

釧路湿原を後にして、厚岸・霧多布方面に進路を取る。
晩御飯は花咲蟹を中心とした海鮮料理を予約してあるので昼ご飯は軽くセイコーマートで済まそう。

北海道といえばセイコーマートである、あのオレンジ色の看板を見ると「北海道に来たな~」と思う人は多いことだろう。なお道民は「セーコマ」、もしくは「セコマ」と呼ぶことが多いらしい、なんかいいね。
シンボルの鳥は不死鳥とのこと、そもそも「セイコー」は「成功」が語源だということで、それに不死鳥なのだから力強いよね。
北海道に限らず車で旅行する時の昼飯はコンビニにすることが多い。晩御飯は旅先の名物料理を地酒なんかをしっかり味わいたいからね。ましてや今回の最初の2泊のように晩御飯付きの宿の場合は、その晩御飯をあまり残したくないから。「セコマ」でサンドイッチ、菓子パン、お握りとほうじ茶、そして北海道限定のガラナを買って東を目指す。

一時間半ほどで厚岸に到着、取り敢えず道の駅「厚岸グルメパーク」に車を停める。
丘の上に立つ道の駅から見る厚岸の街は中々良い眺めだ。厚岸大橋の外側(右側)が厚岸湾、そして内海が厚岸湖ということになっている。

薄っすらと霧のかかった対岸の崖もまた趣のある眺めである。

此処から道道123号線、北太平洋シーサイドラインの見どころの始まりだ。

牡蠣が名産の厚岸、ご当地ゆるキャラの「オーイ☆スター」君に後ろ髪を引かれながらも出発だ。