<平戸~九十九島~佐世保>
温泉に浸かった晩は実に良く眠れる。昨夜もぐっすりと寝て、6時過ぎに目が覚めたのでまた朝湯に。快適。
部屋の前の海峡には朝から激しく潮が流れ、水面が蠢いている。
朝食を済ませて本日の行動を開始する。
ちょっと小雨交じりの天気ではあるが、フェリー乗り場がある港の駐車場に車を停め、オランダ塀を眺めたり、家の壁に仕込まれたマリア様の祠を観たりしてオランダ商館に歩いていく。
時間が早かったせいもあってオランダ商館は貸し切り状態。東インド会社の一つだった商館には興味深い展示物が多かった。
駐車場に戻り、平戸島を離れる前に聖ザビエル教会には寄っておこうと思いカーナビに入力。ところがこのカーナビ、今ひとつのGPS精度と性能のせいで狭い坂道を行ったり来たり、冷や汗をかいた。
やっとのことでたどり着いた聖ザビエル教会はペパーミントブルーの不思議な色合いの建物だった。
お祈りを済ませて出発。平戸城は遠くから眺めて良しということにした。
次なる目的地は佐世保方面だが、その途中に西海国立公園の絶景の一つの九十九島のビューポイントの船越展望所を目指すことにする。
松浦西九州線の線路に沿って南下していく。
生憎の雨交じりの天候なので展望所に行っても九十九島が見えるかな~と不安だったが、佐世保市が近付くにつれ、雨は止み空が明るくなってきた。
船越展望所に到着。車は3台しか停められないが先客は無し。晴れとまでは言えないが、そこそこの天気になってきた。
ちょっとした高台にある展望所からの眺めは素晴らしかった。
点在する島々の間を海賊船風の観光船が周遊している。
此処にも伊能忠敬の足跡があった。海岸線の絶景にはつき物なのだろうか。季節ごとに移動する日没地点の解説があったが、今日も日没までは間がありすぎるので諦めた。
九十九島の眺望を堪能したあとは佐世保に。
此処には二つの目的があった。一つ目はJR最西端である佐世保駅を訪れること。そして二つ目は名物の佐世保バーガーを食することだった。
フェリーターミナルの駐車場に車を停め、まずは佐世保駅に。これがJR最西端駅たる証。
そして商業施設の佐世保ファイブにあるヒカリバーガーでスペシャルバーガーとエビカツバーガーを買い求める。
時折、雲間からの強い日差しもあり蒸し暑くなってきた。
名物に美味いもの無しとよく言われるが、佐世保バーガーは美味かった!