長崎は今日も雨だった?その④

<佐世保~西海市~長崎>

佐世保バーガーを食べながら車を走らせる。
次なる目的地は長崎なのだが、最短のルートは西九州自動車道・長崎自動車道を通る大村湾の東側のルートで1時間20分ほどの行程だ。
先を急ぐ旅ではないし、西海国立公園の余韻も楽しみたいので敢えて遠回りとなる国道202号線を選択、西海市を通る東シナ海沿いのルートだ。

佐世保市街を出て西海市を目指すが、この辺りはまことにのどかな風景である。
暫く走ると大島、松島といった大き目の島々が現れる。
202号線は徐々にその高度を上げ、長崎市に入ると絶壁の連続になる。外海(そとめ)にある道の駅『夕陽丘そとめ』で車を停め海岸線を眺めた。こういう風景好きだな。

西岸の海岸線を離れ長崎市内に。市内には路面電車が走っていて独特の雰囲気だ。
ドーミーイン付近は中華街や観光通りのある繁華街だが、道が細いうえに一方通行だらけ、加えて今ひとつ性能の良くないカーナビのお陰でどっと疲れた。

チェックインしてほんの一瞬だけ休んだら目の前の中華街に晩飯を。
長崎といえばチャンポンと皿うどん、卓袱料理、トルコライス・・・と続くのだが、まあ宿から近いし、手頃だしということで京華飯店に入りチャンポンと中華丼と注文。
う~ん、名物に美味いもの無しとはこういうことだったのか・・・

中華街をあとに稲佐山に行くことにする。1000万ドルの夜景を観るのだ。
稲佐山のロープウェイ乗り場に行くには、無料巡回バス、タクシー、路面電車という選択肢があるんだけど、せっかくなので路面電車をチョイス。
おおよその見当をつけて歩くうちに市民病院前の停車場に到着。1番系統の赤迫行き電車が来たら乗って、長崎駅の2つ先の宝町で降りればよい。
だが、なかなか来ないのだ・・・1本やり過ごしてから気付いた。何時まで待っても市民病院前に1番系統は来ないのだ、路線図をよく見たらわかった。
で、方針変更してタクシーで稲佐山のロープウェイ乗り場に。
タクシーを降りた途端に大陸系の方々の団体に気圧される。

ロープウェイは標高333mの頂上まで5分ほど、暗くなり始めた長崎市街地が一望できる。

で、頂上の立派な展望台に行ってもっとびっくり。「1000万ドルの夜景」ではなく「1000万元の夜景」かと思われる人種構成だった。

展望台からは360度のパノラマビューが開けている。
夜景の市街地の反対側には東シナ海に浮かぶ数々の島々を望むことができる。人気の軍艦島も小さく見ることができた。

帰りの混雑恐さに頂上から早々に撤退。帰りもまたタクシーで観光通りに。

予め調べておいたバー「N」でゆったりと長崎の夜を楽しんだ。これはオリジナルカクテル「軍艦島」。

本日の走行距離146km。