レコード再生に興味のある人なら誰でも知っているシュアーのMMカートリッジ、M44Gである。
前々から何時かは買っておこうと思っていたのだが、そんなに高いものでもないし忘れていた。
で、話は変わるのだがJICOという会社、これもレコード再生に興味のある人の多くが(そうでもないかな)知っている交換針の会社。兵庫県で職人さんが手作りで心のこもった製品を作っている会社だ。
此処の職人さんのMさんという方が黒柿という材質をカンチレバーに使った交換針を企画、製作したという話を聞いたので俄然興味を持った。
交換針といえば基本的にはMMカートリッジ用ということになり、その道の老舗シュアー向けの黒柿もあるのだ。シュアーのカートリッジではM97XEを持っているのだが、残念ながらM97XE用の黒柿は無い。で、M44Gということになったのだった。
そのM44Gなのだが、なんと一昨年に生産が終了していた。暫くは問屋の在庫が出回っていたらしいが、今はデッドストック品となりAmazonでの販売価格はかつての定価の3~4倍まで跳ね上がっている。どうしようかな~と思っているうちにも新品の価格はじわりじわりと上がっていく。こんな時はYahoo!オークションかメルカリなんだけど、どちらも新品の出物の価格は高い。
う~ん、と唸っていたら新品未使用品が相場の半値ぐらいで出品されていたのでポチった。
カートリッジを取り付けるヘッドシェルについても色々と考えたんだけど、よく考えたらSL-1200GAEを買った時に付属品でついてきたのがあったような気がしたので引き出しを漁ってみる・・・あった、あった。
取り付けについてはネットで丁寧な手順が出ていたので、その通りにやったら簡単にできた。テクニクスのオーバーハングゲージにセットして針先の位置もOKだ。
ちょっと出遅れたけど、元が安価な製品だったので大きな出費にならずに済んだ。
まずはM44Gそのものの針で楽しんで、JICOから黒柿が着たら付け替えて楽しもう・・・いいね。