ここのところ凝りに凝っているレコード再生だが、よく考えたら2016年の夏に導入して以来、きちんと掃除もしていないSL-1200GAEだった。
一念発起して掃除と調整をいくつかやってみた。
何層にもなっているターンテーブルのシートを剥ぐってやると真鍮をアルミに組み込んだプラッターが顔をだす。
ついでに全体の水平もきちんと出してやることにした。
表面は無水エタノールとマイクロファイバークロスで、アーム周りは刷毛と綿棒を使って綺麗にする。
一通り掃除が終わったらターンテーブルシートを戻すのだが今回は積層の順番を入れ換えてみた。
今までは下から「真鍮プラッター」「ブチル」「ドライカーボン」「アルミ切削」という順番だったのを「真鍮プラッター」「ドライカーボン」「ブチル」「アルミ切削」に変更。(どうでもいいか・・・)
レコード盤により近いところにブチルを持ってきた狙いはアルミ切削(MJ12)の持つ冷徹な硬さを少し和らげてやろうかというところだ。 効果はどうだろうか、楽しみだ。
最後にアーム全体の高さを調整する。
ヘッドシェルの上に水準器を載せてやっていたのだが、水準器の重さ分カートリッジが沈み込むし、カートリッジの上面は必ずしもアーム面と平行ではないのでうまくいかない。
テクニクスの取扱説明書をよく見たら、カートリッジの上面から針先までの高さがわかればアームベースの高さの適正値を決められるということなのでそれに従うことにした。
カートリッジの高さは様々なので今回は後述するM-97XEに合わせることにした。
アースの取り方もシンプルな構成に直してみたらハムノイズも減少。
あぁすっきりした。