いよいよType-3 ②

カートリッジ、シェル、リード線、そしてスタイラスと完全体になったV15 Type-3だがSL-1200GAEに取り付ける前に重量測定をば。

重量測定

19グラム、これはM44G Woodyと同じ、V15 Type-4より1グラム軽い数値だ。ハイコンプライアンスなカートリッジは軽量な方が良いと思うので合格だ。

SL-1200GAEに付いていたType-4を外してType-3を取り付ける。
気のせいか全体が軸方向で傾いているように見える。スタイラスの保護カバーを下ろしてターンテーブルに乗せてみるとこの通り。やっぱり傾いていた。

外側が浮き上がっている

このシェル、軸方向の回転位相も調整可能なのでスタイラスの保護カバーがターンテーブルにピタリと当たるようにした。
シェルの下面から針先までの高さを測定すると17mmだったので、テクニクスの取説に従ってアームベースの高さを「1」にする。
だが、ちょっと前下がりな気がしてならない。アームを水平にしたい。という事でこれを取り出した。

B&Dのレーザー墨出し器 BDL-310S

スピーカーのセッティング用のレーザー墨出し器が役立った。

墨出し器でアームベースの高さを調整する

実際にはアームベースの高さが「0」で、アームをほぼ水平にすることができた。シェルの軸からの取り付け寸法にもバリエーションがあるのだろうか、テクニクスの取説の数値はあくまでも参考値ということになる。

針圧は0.75~1.0グラムがJICOの指定値なので今回は1.0グラムに設定した。負荷容量は450pFに調整する。

これで準備は完了、晴れて音出しである。

V15 Type-3の面構え