予想通りに山手線はあっという間に踏破して田端に到着した。このまま首都圏を攻めてもいいのだが、そうなると大物の私鉄も対象にしたくなってきてしまいそうで収拾が付かないことになる可能性が大きい。
とうことで色々と考えたのだが、次なる目標は「北海道全線踏破」とすることにした。
北海道の主要な幹線である函館本線、宗谷本線、根室本線、そして最近では釧網本線、日高本線を既に踏破しているので大物路線は数えるほどだし、幸か不幸か不採算路線が次々と廃線となってしまったので全線踏破といえども残された距離はそんなに大きくはなさそうだ。また北海道という地理的な性格上、残された路線数も把握しやすいだろう。
路線名 | 始点 | 終点 | 距離 | 開始 | 終了 |
宗谷本線 | 稚内 | 旭川 | 259.4 | 2016/7/18 | 2016/12/12 |
函館本線 | 旭川 | 函館 | 423.1 | 2016/12/12 | 2017/6/6 |
海峡線 | 新函館北斗 (木古内) | 青森 (中小国) | 170.6 (87.8km) | 2017/6/14 | 2017/8/13 |
根室本線 | 滝川 | 根室 | 443.8 | 2018/10/25 | 2019/7/28 |
釧網本線 | 東釧路 | 網走 | 166.2 | 2020/5/29 | 2020/7/21 |
日高本線 | 様似 | 苫小牧 | 146.5 | 2020/9/10 | 2020/10/30 |
石北本線 | 新旭川 | 網走 | 234.0 | 2020/11/13 | |
室蘭本線 | 長万部 | 岩見沢 | 209.3 | ||
室蘭本線 | 東室蘭 | 室蘭 | 8.1 | ||
石勝線 | 南千歳 | 新得 | 132.4 | ||
石勝線 | 新夕張 | 夕張 | 18.2 | ||
江差線 | 五稜郭 | 江差 | 79.9 | ||
札沼線 | 桑園 | 新十津川 | 76.5 | ||
留萌本線 | 深川 | 増毛 | 66.8 | ||
千歳線 | 苗穂 | 沼ノ端 | 60.2 | ||
千歳線 | 南千歳 | 新千歳空港 | 2.6 | ||
富良野線 | 富良野 | 旭川 | 54.8 | ||
函館本線 | 大沼 | 森 | 35.3 |
表中の海峡線は路線の定義では木古内~中小国の87.8kmだが、実際に歩いたのは新函館北斗から青森までの170.6kmなのでその距離を使う。また、現在不通となっている鵡川~様似間も歩いたので日高本線は全線の距離を算入した。
その結果、北海道のJR全線の合計は2587.7km、此処までに踏破した路線距離の合計は1609.6kmで総距離の約62%、残された未踏の路線距離の合計は978.1kmとなった。表のデータはネットの「停車場一覧」というところから引っ張ってきたものだが、ここ数年更に廃線区間が増えてすでに廃線となったところもあるがこれでいくことにする。
残された路線の中で最長の石北本線から取り掛かることにした。石北本線は旭川と網走を結ぶ幹線で全線234kmと手ごろで且つ歩き応えのある距離だ。
旭川も網走もここ数年のうちに訪れたことのある町なので親近感を感じるのだが、この両市を結ぶ石北本線沿線にはあまり馴染みがない。しかしながら、このコロナ禍が過ぎ去った後にはまた北海道を訪れたいと思っているので予習を兼ねた旅としたい。
ウォーキングは毎回家のそばの階段を降りることから始まるのだが、この季節になると階段の脇にあるピラカンサの赤が美しい。
さあ、北海道全線踏破に向けて出発だ。