音響環境整備②

今までテレビ音声の補助的な役割をしていたクリプトンのKS1-HQMはその任を解かれ、メインPCの音楽再生用として活躍の場を得た。文句なしに良い音を奏でている。
そうなるとダイニングのテレビの音声はどうなるのか。液晶テレビというのは画期的な発明で、ひと昔のドラマの中のブラウン管のテレビを見ると昭和や平成初期の匂いを感じる。それほど薄型のテレビの登場で日本の居間やダイニング空間の印象はゴロリと変わった。壁掛けにすることもできるし。
ただ薄型テレビにも難点がある。それが音声の聴き取りにくさ。薄型テレビの多くはスピーカーが下向きに取り付けられている、しかもテレビ自身が薄いのだからスピーカー口径も当然小さい。特に小型の薄型テレビになると本当に音が聴きにくい。なのでどうしても音量が大きくなってしまってうるさい・・・という悪循環に陥る。
その解決策として、テレビ音声をデジタル(光)出力でクリプトンのKS1-HQMに出力して鳴らすという策を取っていたのだが、クリプトンのKS1-HQMは別電源だし、リモコンの調子がイマイチで使い勝手が悪かった。

ということで代替策を色々と考えていたんだけどふと目に留まったのがこれ。OlasonicのTW-D6TVだ。

Olasonic TW-D6TV

型式名に「TV」が入っているぐらいだからテレビの音声再生に作られたスピーカーだ。テレビのイヤホン端子からのアナログ信号を増幅するという原始的な手法だが、スーパーチャージドドライブシステム(SCDS)という回路でダイナミックパワー10W+10Wの大出力でありながら、2.5Wの低消費電力だったり、テレビの音量、電源とリンクするので手間いらずなところが良い。
早速配線を済ませて鳴らしてみる。
いいじゃないかぁ・・・テレビの音声、特に人の声が聴き取りやすい。サイズ的にも色的にもダイニングのテレビにぴったりだし。なんといってもメルカリで綺麗な個体を安価にゲットできたことも好印象。
これにて今回の音響環境整備はひとまず完了。