秋月電子スピーカー その⑧

秋月電子スピーカーの最終回。
T君に引き続きマイスターにも比較視聴をしてもらった。

先日、比較試聴したT君の評価は:
・ スピード感と迫力は秋月電子
・ 上品さはFE83NV
・ 総合的にはちょっとFE83NVの方が上かもしれないが僅差
・ ドンシャリな音が好きな人なら秋月電子
だった。

それに対してマイスターは音が出た瞬間に、「FE83NVの方が断然良い。音が上品。」という言葉が出た。
「秋月電子は片chで300円という価格からは考えられない音がするが、やはりFE83NVの勝利。」ということで僅差の勝負ではないという印象だった。
同じスピーカーを聴き比べてもここまで評価が違うことが面白かった。

補足としてiPadに入れてある周波数特性測定アプリ「fo-Kannon」を使って、FE83NVと秋月電子スピーカーのF特を簡易的に測定してみた。アンプのボリューム位置も同一ではないし、部屋の暗騒音レベルも刻々と変化するので、あくまでも参考という位置づけの測定だ。
音源はいつものNORDOSTのシステムセットアップ&チューニングディスクのピンクノイズを使う。細かい設定の説明は省くが測定距離はユニット中心で約40cm前方。

ユニット前方40cmという近距離にしたのは、まずはユニット単品の特性を把握するためだ。

FE83NVについては、スピーカー前方1mの地点でも測定をしてみた。これはバックロードホーンによる影響を知るためである。
こんな結果が出てきた。

秋月電子スピーカー 40cm
FE83NV 40cm
FE83NV 1m

この測定データだけでは比較をしにくいので、1000Hzの音圧を揃えてグラフ化してみた。

1kHzの音圧を合わせたF特比較

これでようやく傾向が見えてきた。
まずユニット単品だが、思った通りに秋月電子スピーカーは中低域と高域にピークがあり、所謂「ドンシャリ」な音。それに対してFE83NVは中高域の音がフラットに出ている。
意外だったのは、思ったよりもFE83NVの低域が出ていること。特に150Hz以下の音圧が明らかに減衰している秋月電子スピーカーに対してFE83NVは80Hz付近まで頑張っている。
バックロードホーンの効果については今回の測定結果からはあまり読み取ることができなかった。強いて言えば、低域のディップをなだらかに均していることだろうか。

いずれにしても、YouTubeで偶然出会った秋月電子スピーカーを機に色々と楽しませて貰った。おそらく普段使いはFE83NVに固定することになるとは思うが、二重バッフル板効果もあってその音質が大きく改善されたことが喜ばしい。

オーディオは楽しいね。

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