一度もコースに出ることなく

タイから帰任して9年、その間ゴルフとは縁を切っていたのだが一つだけ気掛かりなことがあった。
タイに赴任中のとある年末、さいか屋のマンシングウェアで購入したキャディーバッグである。その頃は日本に帰国した後にゴルフと遠ざかるとは思ってもいなかったので、帰国したら新しいキャディーバッグで気分一新と思い、ちょうど冬のバーゲンセールの対象品にもなっていたのでちょっと高価だけど奮発して購入した。

それから10年余りの時が経ち、紆余曲折があったのちにゴルフの再開に向けて動き出した。当然お気に入りの新品キャディーバッグとともに・・・というはずだったのだが。
このバッグには発泡PU(ウレタン)素材が使われているのだが、10年余り放置しておいたがために加水分解が進行していることに気付かなかった。気付いた時にはもう遅かった・・・あちこちの表皮がポロポロと剥離しているではないか。自分で修復というのも考えて素材を手配してみたのだが、手に負える状態ではないことがわかった。
ということでお気に入りのキャディーバッグは一度もコースに出ることなく現役を退くことになってしまった。誠に残念だ。

同じ間違いは繰り返したくないので、発泡PU素材が使われていないキャディーバッグを購入した。色合いも気分を変えてネイビーブルーにした。

サイズも一回り小さくなったので軽量化もされたようだ。車からの積み下ろしがちょっと辛かったのでそれは朗報である。
キャディーバッグを替えるついでに、バッグに入れるクラブも断捨離することにした。
今まではウッド2本 (#1/#5)、ユーティリティ2本(#3/#4)、アイアン9本(5/6/7/8/9/PW/AW/56/R35)、パターの14本だったのを、ウッド2本 (#1/#5)、ユーティリティ2本(#3/#4)、アイアン5本(7/8/9/PW/56)、パターの10本に減らすことにする。
R35(所謂チッパー)については寄せのイップスがある僕には必須なのかもしれないが、プレー自体の品格が著しく低下するという自覚もあるので苦渋の決断である・・・といいながらコースに出るときは入れていくような気もするが。

活躍の場もなく現役引退したマンシングには気の毒だが、新しいキャディーバッグで心も新たにやっていこう!

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