箱根登山鉄道で強羅に到着した次は同じく小田原発の大雄山線を歩いていた。改めて小田原には沢山の電車が通っているんだなぁと思った。東海道本線、東海道新幹線、小田急線、箱根登山鉄道、大雄山線と五つも通っているのだから。
大雄山線には乗ったことはない。しかしながら大雄山最乗寺には2回行ったことがある。一昨年、娘一家が関西から転勤で引っ越してきたのが小田原市だった。孫に会いに行ったついでに最乗寺にドライブに行ってきたのだった。
大雄山線の終点の大雄山駅から最乗寺までは鬱蒼とした木立の中を駆け上っていく。途中、木立の間から後光のような陽ざしが射し込み、幻想的な風景だったことが印象的だ。
真冬の最乗寺はコロナ禍であったこともあって人影もまばらで厳粛な雰囲気だった。この寺で修行するのは辛いだろうなぁと思ったものだ。
そして今年の春先、曾我梅林に梅を観に行った時に足を延ばして最乗寺を再訪した。
相変わらず人は少なかったが天気が良かったこともあって、前回とは違ってうららかな春の日差しを楽しむことができた。このお寺、好きだなぁ。
とか言っているうちに全長9.6kmしかない大雄山線は実質2日で完走、次なる路線は前々から決めていた京浜急行電鉄とすることにした。歩き始める前に駅間距離をExcelのチャートに写しておくのだが、その時に初めて京浜急行の始発駅が泉岳寺であることを知った。皆、知ってるのかな。
まずは本線を下って浦賀を目指す。その後に空港線、大師線、逗子線、久里浜線と歩いていく予定だ。その距離86kmほどと、長過ぎず短過ぎず手ごろな長さの路線なのが嬉しい。